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2010年9月20日 (月)

MSDNサブスクリプションとTechNetサブスクリプションの勧め

MSDNサブスクリプションの概要

 

マイクロソフト製品に仕事で関わることが多い方であれば常識の”MSDNサブスクリプション”と呼ばれるサービスを紹介します。結構知らない方も多いようなので。”MSDNサブスクリプション”とは、マイクロソフト製品で開発を行う際に、開発ツールとともにマイクロソフト製品全般を開発用途に限って提供する有償サービスのことです。”Visual Studio Premium with MSDN”という年間契約を行うと、MSDNサブスクリプションサイトから、ゲームとハードウェアを除く、ほとんどすべてのOSとアプリケーションをダウンロードできます。MSDNサブスクリプションのサービスは、個人に割り当てられるため、開発者が10名いる場合は10ライセンス必要になります。逆に、一人で、10台のテスト環境にWindows Server 2008 R2をインストールする場合でも、ライセンスは1つでOKです。

 

MSDNサブスクリプションの購入方法と価格

 

MSDNサブスクリプションは、日本のマイクロソフト社のこちらのWebサイトからからオンラインで購入できます。先ほど紹介した”Visual Studio Premium with MSDN”で、年間787,000円(次年度以降の更新価格330,750円)となっています。年間契約ではありますが、契約期間中に利用可能となっていたソフトウェアは、そのまま継続して利用することができます。また、Office Professional Plus 2010や、Office Project Professional 2010、Office Visio Premium 2010を、開発以外の目的で1ライセンス利用することができます。

 

ソフトウェアは、すべて、MSDNサブスクライバ ダウンロード サイトから入手して利用します。ダウンロードサイトについては、契約がなくても参照すること(ダウンロードはできない)ができますので、どのようなソフトウェアが利用可能か、事前に確認することができます。

 

大学、研究機関関係者なら、年間50,400円のMSDNアカデミック アライアンス

 

MSDNサブスクリプションには、MSDN Academic Alianceという大学向けのサービスも提供されています。この場合、ライセンスは個人ではなく、研究室単位に提供されます。つまり、研究室のメンバーが10名であっても、契約は1つでOK。しかも、価格はダウンロード版でたったの50,400円 (次年度以降の更新価格37,800円)です。あくまでの研究の範囲での利用に限られます(つまり、日常の文書を記述するためのMicrosoft Word 2010のライセンスは、MSDN アカデミック アライアンス契約の範囲ではない)が、大学、研究機関の関係者であれば購入しておいて損はないと思います。(ちなみに、私は某大学院の特任研究員という立場ですので、先日、このサービスを購入しました)

 

開発を行わないのであれば、MSDNサブスクリプションよりもぐっと安価なTechNetサブスクリプション

 

開発は行わないが、企業内のITインフラ構築を生業としており、テスト環境が必要な場合は、MSDNサブスクリプションよりも安価な、TechNetサブスクリプションが提供されています。開発環境での利用や、テスト目的以外の利用は許可されていませんが、たった、39,000円(次年度以降の更新価格29,000円)の”TechNet Subscription Professional”というサービスを購入するだけで、ほとんどのマイクロソフト製品を評価、テスト目的で自由に利用することができます。TechNet Subscription Professionalは、日本のマイクロソフト社のこちらのWebサイトからオンラインで購入できます。

 

MSDNサブスクリプションと、TechNetサブスクリプションの比較は、日本のマイクロソフト社のこちらのサイトから参照できます。

 

MSDNもしくは、TechNetサブスクリプションは、必須です

 

IT業界に関わっていると、マイクロソフト製品を避けて通ることはできません。個人で購入するには高価ですが、企業や大学、研究機関などの団体に所属しているのであれば、業務上必要ということで購買申請を上げる価値は十分にあります。

 

私がこうやってBlogを書いたり、書籍を執筆したりできるのもMSDN会員であるおかげです。私にとっては、このサービスは必須です。

 

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