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2010年12月

2010年12月 5日 (日)

Crucial RealSSD C300シリーズ最新Firmwareを適用してみました

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2010年11月16日付でFirmware 0006が公開されました

 

人気のCrucial RealSSD C300シリーズの最新Firmware (Version 0006)が2010年11月16日付で以下のサイトから公開されています。

 
   

Crucial Firmware Updates: 2.5” RealSSD C300 Series

 

更新の内容は、以下の通りです。

 
       
  • Improved power management
  •    
  • Improved power-up behavior after uncontrolled power-down
  •    
  • Improved full drive and corner-case performance
  •    
  • Improved TRIM behavior
 

先に言っておきますが、Firmwareの更新を行っても体感できるようなパフォーマンスの向上はありません。個人的には最新のFirmwareになっているという安心感が大きいと思っています。もちろん、日常の使用で気になっている点が以下の項目に該当するのであれば、すぐにFirmwareを更新すべきです。時々ネットの書き込みで、電源管理関連でRealSSDの動作が不安定になったという趣旨の書き込みを見ますが、これで改善されているのかもしれません。

 

上記のサイトから、BIOS更新のためのISOイメージ(のZIPファイル)をダウンロードできます。ZIPファイルを展開し、ISOイメージをCD焼き付けて、そのCDでブートすればBIOSの更新ができます。今回のVersion 0006への更新は、Version 0002からの更新のみサポートされています。もし、Version 0002より前のバージョンの場合は、同じサイトにあるVersion 0002の更新作業を行ってから、Version 0006への更新作業を行う必要があります。

 

早速、アップデートしたい。でも気になる記述が・・・

 

それから、RealSSD C300シリーズの接続先にはいくつか条件があります。1つは、RealSSD C300シリーズを接続する先は、マザーボードの0-3ポートが指定されています。また、を接続しているStorage Controller (もしくは、Host Bus Adapter)は、AHCIモードではなく、IDEモードにしておく必要があります。更に、PDF形式のガイドには以下の気になる赤字の記述があります。

 
   

Note: The upgrade process will not work with some drop-in HBAs (Host Bus Adapters) or 6.0 Gb/s ports.

 

手元にある環境は、128GB Crucial 2.5” RealSSD C300 (CTFDDAC128MAG-1G1) + Lenovo ThinkPad X201s と、64GB Crucial 2.5" RealSSD C300 (CTFDDAC064MAG-1G1) + ASUS P7P55D-E の2種類です。しかも、ASUS P7P55D-E は、マザーボードの0-3ポートではなく、Marvellの6 Gb/s portに接続しています。正に上記の赤字の記述に該当してしまいます。。。PCケースを開けて、接続先ポートを変更するのは面倒です。

 

ということで、この2つの環境で、Crucial Real SSD C300シリーズの最新Firmwareの更新作業をレポートしておきます。

 

まずは、Lenovo ThinkPad X201sでFirmwareを更新してみよう

 

まずは、 128GB Crucial 2.5” RealSSD C300 (CTFDDAC128MAG-1G1) + Lenovo ThinkPad X201s で更新作業を行ってみます。こちらは、BIOS(電源投入直後に[F1]キーでBIOS設定画面を起動)から[Config]-[Serial ATA (SATA)]メニューを選択し、”SATA Controller Mode Option:”を”Compatibility”となっていることを確認してから、ダウンロードしたISOイメージから作成したCD-Rで起動するだけです。起動後、”yes” + [Enter]と入力すれば、ほんの数分でFirmwareの更新作業が完了します。あとは、”SATA Controller Mode Option:”の設定を”AHCI”に戻して再起動すれば終了です。

 

 

こちらは、レポートするほどの難しい作業ではありません。私はバックアップを取りませんでしたが、作業前に、念のためにバックアップを取得しておくことをお勧めします。

 

ASUS P7P55D-EでRealSSD C300のFirmware更新は注意が必要

 

こちらは、結構面倒です。先のサイトから入手したPDF形式のガイドを読む限り、私の環境ではそのままFirmwareの更新ができません。かといってPCケースを開けて、RealSSDの接続先ポートを変更する気にはなれません。私の環境では、Marvellの6G b/sのコントローラーに64GB Crucial 2.5" RealSSD C300Western Digital WD1002FAEX (1TB SATA 6Gb/s ) というHDDを接続しています。Intelのコントローラーには何も接続していません。ASUS P7P55D-E を所有する方の多くは、SATA6G対応であることに魅力を感じて選択しているはずですから、私のような環境の方は少なくないはずです。

 

 

まずは何も考えずに、BIOSから[Advanced]-[Onboard Devices Configuration]-[Marvell SATA Controller]で、”IDE”を選択してFirmware更新のCD-RでBootしてみました。すると、RealSSDを見つけて”yes” + [Enter]と入力すると”Updating firmware...”の表示を見ることはできました。ところが、いつまで経っても”Current Firmware is: 0006”と”Finished.”のメッセージを見ることができません。かなり時間が経ってからようやく”Finished.”の表示を見ることができますが、”Current Firmware is: 0006”の表示はありません。このまま再起動をかけると、BIOSからはRealSSD C300は見えますが、OSのBoot Managerからは見えず、OSが起動できません。

 

どうしようかと色々と試行錯誤をしていましたが、マザーボード上のIntelのStorage Controllerを見に行っているのではと、気づきました。ということで、IntelのStorage ControllerのモードをBIOSで確認したところ”IDE”になっていました。これを”AHCI”に変更すれば、Firmwareの更新プログラムからはマザーボードのIntelのStorage Controllerのポート0-3が参照できなくなるはずです。実際にやってみると、これで巧くBIOSを更新することができました。一度Firmwareの更新に失敗しているのでどうなるかと思いましたが、データが消えるなどの問題もなく、無事にFirmwareを更新することができました。

 

どの環境でもうまくいくとは限りませんが、IntelのStorage ControllerとMarvell のSATA 6Gのコントローラーが共存している環境では試してみる価値はあるでしょう。まぁ、心配であれば、ガイドにある通り、PCケースを開けてマザーボードのPort 0-3に接続しなおして更新するのが最も安全ですが。

 

いずれにせよ、Firmwareの更新作業で皆さんの貴重な時間が無駄にならないことを祈っています。

 

 

2010年12月 4日 (土)

ThinkPad X61延命策のまとめと、費用対効果

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ThinkPad X61の延命策のまとめ

 

これまで紹介してきたThinkPad X61の延命策をまとめると、以下のようになります。

 

1. メモリ8GB の実装

 

2. SATA-II 3G bps化

 

3. 128GB SSD (Crucial CTFDDAC128MAG-1G1) の搭載

   

4. Windows 7 Professional 64 DSP版 のインストール

   

上記のリンクをクリックすると、それぞれの詳細を記述したBlog記事を参照することができます。

   

ThinkPad X61の延命策をとるか、ThinkPad X201sを新規に購入するか?

   

上記の延命策のために必要なパーツをすべて購入しても、費用は50,000~65,000円程度(2010年12月現在)です。

   

   

また、先の”ThinkPad X61の延命策のまとめ”で紹介した1.~3.の作業は、それぞれ30分程度。4.の作業は、半日から1日程度必要になるかと思います。トータルで1日潰れたとして、ご自身の時給 (ここでは、2,000円/1時間で、1日を8時間としましょう)から、作業費用を16,000円と試算できます。先ほどのパーツ費用65,000円と作業費用16,000円で、ThinkPad X61の延命策にかかる費用は81,000円です。一方、以下のスペックで最新のThinkPad X201s (i7-620LM) の価格(Lenovo直販サイトで2010年12月4日に見積もりしました)は、262,185円です。

   
        
  • CPU: Intel® CoreTM i7-620LM 2GHz
  •       
  • OS: Windows 7 Professional 64正規版
  •       
  • メモリー: 8GB
  •       
  • ポインティング・デバイス: TrackPointのみ + 指紋センサー
  •       
  • 記憶メディア: 128GB SSD
  •       
  • Bluetooth: 内臓Bluetooth
  •       
  • ワイヤレスLANアダプター: Intel® Centrino Advanced-N + WiMAX 6250
  •    
   

スペック上は圧倒的に最新のThinkPad X201s (i7-620LM) の方が高いのですが、ビジネス用途で利用する上では体感上の速度差はそれほど大きくありません。実際にWindows 7に標準のベンチマーク テストである ”Windows エクスペリエンス インデックス”の値を計測してみると、以下の表のようになります。こちらからわかるように、体感に最も影響のある”グラフィックス”と”プライマリ ハードディスク”のパフォーマンスが最新機種であるThinkPad X201s (i7-620LM) を凌駕しています。

   
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                              
コンポーネント X61 X201s
プロセッサ 5.1 6.4
メモリ 5.1 6.4
グラフィックス 3.5 3.3
ゲーム用               
グラフィックス
3.1 5
プライマリ               
ハードディスク
7.6 7.5
   
   

ちなみに、”プライマリ ハードディスク”は、X61もX201s も同じ最新のSSD “Crucial CTFDDAC128MAG-1G1“を搭載して “Windows エクスペリエンス インデックス”を計測しました。以上の情報を元に、ThinkPad X201s (i7-620LM) を新規に購入するのか、それともThinkPad X61を延命するのかは、皆さんの判断次第です。

   

X61へ、Intel® Centrino Advanced-N + WiMAX 6250を搭載する方法が紹介されているサイト

   

私自身は試していませんが、以下のサイトに、ThinkPad X61へIntel® Centrino Advanced-N + WiMAX 6250を搭載する方法が紹介されています。

   
    

Thinkpad X61にAdvanced-N + WiMAX 6250は搭載できるのか(実装編)

   
   

Intel® Centrino Advanced-N + WiMAX 6250は、通常は流通していないので、Yahoo! オークションなどで入手するしかありません。私も先月からUQ WiMAXへ加入して利用していますが、WiMAXは結構いいですね。

   

ここで紹介した延命策と合わせて、WiMAXまで搭載すれば、最新機種の高いスペックのPCとほとんど遜色のない環境を低価格で手に入れることができますよ。

2010年12月 3日 (金)

ThinkPad X61 / X200 / X201sへ、最新のSSD “Crucial RealSSD C300 CTFDDAC128MAG-1G1” を搭載してみました。

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ThinkPad X61 / X200 / X201sへ、最新のSSD “RealSSD C300 CTFDDAC128MAG-1G1 ” (SATA 3.0対応、リード最大355MB/s)を搭載してみました。今年3月に発売された当初は、かなり高価でしたが、今では2万円台前半で入手が可能になりました。

 

 

どうしてもSSDへの交換作業が心配な方へ、保守マニュアルのご紹介

 

Lenovoを始め、DELLやHPといった外資系ベンダーのノートPCでは、簡単な作業でHDD/SSDを交換することができます。これが外資系ベンダーのノートPCの魅力でもあります。いくら簡単だと言っても、初めて交換作業をされる方は心配でしょう。ということで、メーカーが提供している”保守マニュアル”を紹介しておきます。ここでは、X61 / X200 / X201s の3機種の”保守マニュアル” へのリンクと、HDD/SSD交換に関する部分のページを紹介しておくので、参考にしてください。

 
   
    

                                                                                                                                                            
対象機種 該当ページ
保守マニュアル                   
- ThinkPadR                     
X60, X60s,                     
X61, X61s
P66~67                  
「1020 ハードディスク・                  
ドライブ (2.5型)                  
および                  
HDDゴム製レール」
ThinkPad                   
X200、X200s、                     
X200si、                     
X201、X201i、                     
および                     
X201s 保守                     
マニュアル
P96~100                  
「1020 ハードディスク・                  
ドライブ(HDD)カバー、                  
HDD、および                  
HDDゴム製レール                  
またはソリッド・                  
ステート・ドライブ                  
(SSD)および                  
ストレージ・                  
コンバーター」
   
 

交換方法を知っていれば、”保守マニュアル”をわざわざ参照する必要はありません。

 

環境の移行はどうするか?

 

最も難しいのは、既存環境の移行です。X61や、X200の頃は、Windows XP / Vistaの世代ですので、Windows 7へ移行する際にSSDへ交換することをお勧めします。移行ではありませんが、X61へWindows 7を新規インストールする方法は、”2世代前のThinkPad X61へ、Windows 7 Professional 64bitをインストールしてみました。”を参考にしてください。X200へのWindows 7の新規インストール方法についても、そのうち紹介します。

 

その他の環境移行方法も、機会があれば紹介したいとは思いますが、今日はこれ以上触れません。

 

ということで、SSDを搭載してXシリーズ3世代でベンチマークしてみました

 

どの程度速いのかを知っていただくために、ThinkPad X61 / X200 / X201s へ搭載し、Windows 7 Professional x64版をインストールしてベンチマークしてみました。

 

まずは、OS標準のWindows エクスペリエンス インデックスです。X61はSSDだけでなく、2.5” 320GB 7,200rpm (Western Digital Scorpio Black - WD3200BEKT) の計測結果も提示しておきます。(X61は、BIOSにパッチを適用しSATA-II 3.0G化して計測しています) 通常のHDDでは、”プライマリ ハードディスク”の値は5.9ポイント程度までしか上がりません。しかし、このSSDは、どの機種に搭載しても7.5ポイント以上の値を記録しています。

 

 
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      
コンポーネント X61                  
HDD
X61                  
SSD
X200 X201s
プロセッサ 5.1 5.1 6.0 6.4
メモリ 5.1 5.1 5.5 6.4
グラフィックス 3.5 3.5 4.1 3.3
ゲーム用               
グラフィックス
3.1 3.1 3.4 5.0
プライマリ               
ハードディスク
5.7 7.6 7.7 7.5
 

記憶装置は体感速度に大きく影響しますので、どの世代のXシリーズにSSDを搭載しても、パフォーマンスの改善という点では大きな効果が得られます。ちなみに、ベンチマークに利用した機種のスペックは以下の通りです。

 
       
  • Lenovo ThinkPad X61 ( CPU: Intel® CoreTM 2 Duo CPU T7300 2.00GHz / Memory: 8GB )
  •    
  • Lenovo ThinkPad X200 ( CPU: Intel® CoreTM 2 Duo CPU P8600 2.40GHz / Memory: 2GB )
  •    
  • Lenovo ThinkPad X201s ( CPU: Intel® CoreTM i7 CPU L620 2.00GHz / Memory: 8GB )          
    ※OSは、すべてWindows 7 Professional 64bit版
     
 

その他の記憶装置と比較をしても、圧倒的に高いパフォーマンス!

 

ついでに、CrystalDiskMark 3.0で、ベンチマークを行った結果を掲載しておきます。比較対象は、2.5” 7,200rpmの比較的速いHDD、3.5” 7,200rpmの比較的速いHDD、第一世代のSSDの3つの記憶装置です。単位はMB/secです。

 
   

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                      
2.5"                  
高速HDD
3.5"                  
高速HDD
第一世代                  
SSD
最新                  
SSD
記憶装置 Western Digital Scorpio Black (WD3200               
BEKT)
Seagate               
Barracuda 7200.11 (ST31000                
333AS)
OCZ Core 64GB               
(OCZSSD2-1C64G)
Crucial RealSSD C300 128GB(CTFDDAC               
128                
MAG-1G1)
スペック           

2.5" 320GB                  
7,200rpm

         
          

3.5" 1TB                  
7,200rpm

         
          

2.5" 64GB                  
Read 143MB/s                  
Write 93MB/s

         
          

2.5" 128MB                  
Read 355MB/s                  
Write 140MB/s

         
Sequential                  
Read
61.929 117.016 120.692 270.112
Sequential                  
Write
61.514 113.164 77.569 142.161
Random                  
Read 512KB
28.403 36.615 111.792 256.133
Random                  
Write 512KB
36.833 59.976 59.424 142.687
Random                  
Read 4KB                  
(QD=1)
0.437 0.470 8.319 23.320
Random                  
Write 4KB                  
(QD=1)
0.937 1.035 1.352 40.518
Random                  
Read 4KB                  
(QD=32)
0.800 0.880 8.332 195.919
Random                  
Write 4KB                  
(QD=32)
          

0.961

         
0.898 1.458 134.634
マザーボード           

ThinkPad                  
X61

         
          

Intel                  
DQ45EK

         
          

Intel                  
DQ45EK

         
          

ThinkPad                  
X200

         
 

 

 

動作させているマザーボードが異なるため、若干の誤差はあるとは思いますが、どのタイプの記憶装置よりも、Crucial RealSSD C300 は圧倒的に速いです。Xシリーズに限らず、皆さんのPCのパフォーマンスを向上させたいのであれば、まず最新のSSDへの換装を勧めします。ただし、価格はちょっと高めですが・・・

 

 

2010年12月 2日 (木)

ThinkPad X61のSATAコントローラをSATA-II 3.0G bps化してみました

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X61のSATA-IIコントローラは、何故か1.5G bpsしか出ない・・・

 

これまで、ThinkPad X61に8GBのメモリが搭載できることや、Windows 7 Professional x64版をインストールする手順を紹介し、ThinkPad X61がまだまだ使えることをお話してきました。

 

 

個人的には、ThinkPad X61へWindows Server 2008 R2 Hyper-Vをインストールして、仮想マシンのテスト環境を作成していました。しかし、ここで気になるのがThinkPad X61のSATAコントローラがSATA-II対応であるにも関わらず、1.5G bpsしか出ないことです。まぁ、2世代前の機種だから仕方ないかと思っていました。しかし世の中には、この原因を追究し、BIOSにパッチを当ててこの問題を解決した方がいるとネットで知りました。

 

早速パッチが適用されたBIOSを利用してみましょうすぐ戻ります

 

まぁ、1.5Gbpsしか出ない原因は難しいので別にしておいて、ここでは早速提供されているパッチが当たったBIOSを利用してみました。BIOSは、Notebook ReviewTM というサイトのLenovo Forumの “T61/X61 SATA II 1.5 Gb/s cap – willing to pay for a solution” にリンクがあります。こちらのリンクには、X61シリーズだけでなく、同様の問題を持つX300 / T61 / R61用のBIOSもあります。イメージは、RAR形式で圧縮されているので、RAR形式を解凍できるソフトウェアが必要になります。私は、Explzh (個人利用の場合はフリー)を利用しています。RAR形式を回答すると、ISOイメージが取得できます。取得したISOイメージをダウンロードして、CD-Rを作成し、このCD-RでBootすればあっさりBIOSの更新は終了します。で、パフォーマンスが上がったことを体感できるかというと、通常のHDDを利用している場合はほとんど変わったようには感じません。

 

HDDを利用するので貼れば、リスクを冒して純正品でないBIOSを適用する必要はないでしょう。

 

SSDを搭載すると、初めてSATA-II 3G bpsの効果を実感

 

HDDでは、体感的にもベンチマーク上も効果を感じませんでしたが、SSDを搭載すると明らかに効果があります。SSDを搭載した際のベンチマークは、”話題のCrucial CTFDDAC128MAG-1G1 (2.5” SATA6G 128GB)を使ってみました” を参照してください。

 

 

やっぱり、BIOSを元に戻したいという場合は?

 

書き忘れましたが、BIOSを元の純正品に戻したい場合はどうすればよいでしょう?  パッチが適用されたBIOSは、最新の純正BIOS 2.21をベースに作成されています。単純に最新の純正BIOS 2.21を適用しようとすると、バージョンが同じでアップデートする必要がない旨のメッセージが表示され、元に戻すことができません。一旦2.20以前の純正BIOSに戻してから、最新の純正BIOS 2.21を適用することで、BIOSを元の純正品に戻すことができます。2.20以前の純正BIOSについては、米国のLenovoのダウンロードサイト (<-- このページの下の方)から入手することができます。ちょっと手間がかかりますが、やっぱりBIOSを元に戻したいという場合は、試してみてください。

 

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