パソコン・インターネット

2010年11月15日 (月)

2世代前のThinkPad X61へ、Windows 7 Professional 64bitをインストールしてみました。

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以前、ThinkPad X61 / T61と、ThinkPad X200で、8GBメモリが利用できることを紹介しました。

 

2世代前のThinkPad X61 / T61へ8GBメモリを実装して、快適な64bit環境を!

 

メモリを8GB実装すると、8GBメモリをフルに使える64bit OSが欲しくなるのは当然です。国内だけで販売されているPCと異なり、全世界である程度の数量販売されているPCの場合、古い機種に対しても最新OSのドライバが提供されており、知識さえあれば古い機種を最新OSを搭載したマシンに甦らせることができます。

 

知識があれば、ということで、知識のない方は、最新OSのためにPCを買い替えられる場合があるかもしれません。

 

知識がなくても、ThinkVantage System Updateで楽々アップグレードのはずが・・・

 

ThinkPadの場合、知識がなくても、Lenovo社が提供するThinkVantage System Updateというツールを利用すれば、Lenovo特有の機能を生かしながらWindows 7 64bit版をインストールすることができます。64bit版OSの場合、既存の32bit OS (Windows XPやVista)からアップグレードはできず、常に新規インストールとなりますのでご注意ください。ちなみに、このThinkVantage System Updateの利用方法については、以前に紹介しました。

 

ThinkPadは、ThinkVantage System Updateで、Windows 7へ楽々Upgrade

 

以前、簡単に利用できるということをお話ししたのですが、ThinkVantage System Updateでは、必ずしもすべてのモジュールが追加されるわけではないようです。

 

“ダウンロード・ファイル”で、”Windows 7”が選択できない!

 

ThinkVantage System Updateで不足するモジュールは、手作業で追加すればよいのですが、Lenovo Japanのサイト (http://www.lenovo.com/jp/ )では、ThinkPad X61用のWindows 7向け追加モジュールのダウンロードができません。(ダウンロードサイトの”オペレーティング・システム”の選択しが、”Windows XP”、”Windows 2000”、”Windows Vista”の3つしかなく、図の通り、目的の”Windows 7”がない。)

 

JX61Downloads

 

ということで、諦めかけていたのですが、米国のLenovo社のサイトでは、ThinkPad X61用のWindows 7向けモジュールが提供されていました。

 

USX61Downloads

 

しかも、米国のLenovo社からダウンロードできるモジュールは、多言語対応されているため、ダウンロードサイトが英語であることさえ我慢すれば、インストール後はほぼすべて日本語表示されます。これだけモジュールが揃っているのであれば、Lenovo Japanのサイトからもモジュールを提供すればよいのにと思うのですが、残念です。私も長くIT業界にかかわっているので、理由は分からないでもありません。日本人は高い品質を求めるため、無償ダウンロードでモジュールを提供してしまうと、それに対するサポートコストがかかってしまうことが最大の要因でしょう。”ベストエフォート”という言葉がもっと一般化しないとダメでしょうねぇ。。。

 

必要なモジュールを米国Lenovoのサイトからダウンロードしてインストール!

 

ThinkVantage System Updateを利用してモジュールをインストールしてしまうと、何がインストールされて、何がインストールされていないのかよくわかりません。そこで、意を決してすべて手作業でインストールすることにしました。まずは、Windows 7 Professional 64bit版をインストール (方法は、こちらでは省略します)します。そして、米国Lenovoのサイトから必要なモジュールを選択してダウンロードします。実際に、米国Lenovoのサイトからダウンロードしたモジュールは以下の表の通りです。表には、それぞれのモジュールのコメントを付けておきました。ThinkPad X61のハードウェア構成によっては、不要なモジュールもあるかもしれませんので、コメントを参考にしていただければと思います。

 

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                  
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ThinkVantage Tools (ThinkPad Device Experience) スタートメニューに、Lenovo ThinkVantage Toolsを追加し、ThinkVantage Toolsを一元的に起動できる(ファイル名:dsltttp30.exe)
ThinkVantage Active Protection System ハードディスク・ドライブのための調整可能なクッションのような役割を果たします。(ファイル名:6isk05ww.exe)
ThinkVantage Access Connections ワイヤレス・ネットワークへの接続とその管理ができます。(ファイル名:85c728ww.exe)
ThinkVantage System Update 最新のソフトウェアおよびドライバーの更新をチェックします。(ファイル名: systemupdate40-2009-10-19.exe)
ThinkVantage Toolbox システム・ヘルスをトラッキングし、ユーザーに通知します。システムの健康状態を定期的にチェックしてくれます。 (ファイル名: lttsetup_60569208x64.exe)
ThinkVantage Fingerprint Software セキュリティや利便性を高めることができます。指紋センサーとWindowsログオンパスワードを関連付けます。(ファイル名: fprx64_593_6581ww.msi)
ThinkVantage Power Manager 電力消費を最適化できます。X61の電源管理を正しく行うために必要。ただし、純正品でない互換バッテリーを利用している場合、警告が表示されて鬱陶しい思いをします。(ファイル名: 81u417ww.exe)
ThinkVantage Rescue and Recovery ローカルまたは外部ストレージ・デバイス上のすべての設定とデータをバックアップできます。(ファイル名: tvtvrnr431_007jp.exe)
ThinkVantage Client Security Solution - Password Manager ご使用のシステムのセキュリティ―を便利で高度な方法で保護します。異なるシステムのパスワードを一元的に保存します。(ファイル名: z909zis1032us00.exe)
Firefox 3.6 Patch (Password Manager Patch) FirefoxとClient Security Solutionを併用しない場合は不要 (ファイル名: ff36patch.exe)
Patch to fix compatibility issue between Client Security Solution 8.3 and Microsoft Office 2007 Office 2007とClient Security Solutionを同時にインストールしない場合は不要 (ファイル名: tvtcss83patch_office2007_64.exe)
Patch to fix crash issue that is caused by Password Manager Plug-in in Internet Explorer IEとClient Security Solutionを併用しない場合は不要 (ファイル名: css83_ie_crash_32_64_v1_2.exe)
Enabling Wake on LAN from Standby for ENERGY STAR WOL (Wake on LAN)の設定を変更するためのもの。必須ではない。 (ファイル名: osfj07ww.exe)
Hotkey Features Integration ファンクションキーを使って、休止状態や、ワイヤレスLANのオン/オフなどを行うために必要 (ファイル名: 81vu22ww.exe)
Hotkey Features patch 上記のモジュールの不具合を修正するためのモジュール (ファイル名: 00vu01ww.exe)
Intel Chipset Support PCの基本機能を正常に動作させるために必要 (ファイル名: oss911ww.exe)
Intel GM965 Display Driver グラフィックドライバと、それに付随するツールが追加される (ファイル名: 7ld803ww.exe)
Intel Matrix Storage Manager driver HDDを制御するためのドライバ。手作業でデバイス マネージャーからインストールする。また、BIOS設定の[Config]-[Serial ATA (SATA)]-[SATA Controller Mode Option:]は、”Compatibility”ではなく、”AHCI”にしておく必要がある。 (ファイル名: 6iio10ww.exe)
Intel Wireless LAN (11bgn) Wireless LANが搭載されていないPCでは不要 (ファイル名: 6mws20ww.exe)
Intel AMT 2.6 - Local Manageability Service and Serial Over  Intel AMTが搭載されていない(有効になっていない)PCでは不要。Intel AMTを有効にする場合は、BIOS設定の[Config]-[Intel(R) AMT]-[Intel(R) AMT Control]を”Enable”にする。企業ユーザー以外は、通常不要な機能。 (ファイル名: 7tr204ww.exe)
Bluetooth with Enhanced Data Rate Software II BlueToothが搭載されていないPCでは不要 (ファイル名: 7zbv18ww.exe)
ThinkPad Monitor File モニタの種類を正しく表示するために必要。手作業でデバイス マネージャーからインストールする (ファイル名: 79oi22ww.exe)
ThinkPad Power Management Driver X61の電源管理を正しく行うために必要 (ファイル名: 6iku08ww.exe)
ThinkPad Audio Features XII (SoundMax Audio Software) X61のサウンド機能を正しく動作させるために必要 (ファイル名: 7ka403ww.exe)
ThinkPad TrackPoint Driver ThinkPadのトラックポイントの3つボタンを生かす場合は必要 (ファイル名: 7bg683ww.exe)
Registry Patch to arrange icons in Device and Printers folders [デバイスとプリンタ]の表示を、ThinkPadに合わせて格好よく変更してくれます。 (ファイル名: osfr02ww.exe)
Update Modole KB976755 Windows 7 OSの更新プログラムです。(ファイル名: os7001wj_64.exe)
Update Module KB958685 Windows 7 OSの更新プログラムです。(ファイル名: os7005ww_64.exe)
Update Module KB978258 Windows 7 OSの更新プログラムです。(ファイル名: os7006ww_64.exe)
Update Module KB979155 Windows 7 OSの更新プログラムです。(ファイル名: os7008ww_64.exe)
Update Module KB981112 Windows 7 OSの更新プログラムです。(ファイル名: os7011ww_64.exe)
Update Module KB981351 Windows 7 OSの更新プログラムです。(ファイル名: os7012ww_64.exe)
Visual C++ 2005 SP再配布可能パッケージ Rescue and Recovery 4.3.1のインストールのために必要。Microsoft社のダウンロードサイトから入手。(ファイル名: vcredist_x64.exe)          
      
 

これだけのモジュールをWebサイトからダウンロードするだけで1時間程度の時間は必要です。また、インストール作業は更に1時間程度必要です。

 

これで、最新のThinkPad Xシリーズと同等だっ!?

 

Windows 7 Professional 64bit版の単純なインストールで1時間、米国Lenovoのサイトから必要なモジュールのダウンロード作業で1時間、ダウンロードしたモジュールのインストールで1時間、ということで、トータル3時間程度の時間が必要となります。何らかの手戻りがあると、更に時間がかかります。これだけの時間と労力をかけたメリットはあり、最新のThinkPad Xシリーズで利用できるLenovo ThinkVantageツール群がそのまま利用できます。

 

ThinkVantageTools[スタート]メニューの[すべてのプログラム]-[Lenovo ThinkVantage Tools]を選択すると、右図の画面が立ち上がってきます。ここから、必要なツールを起動することができます。苦労してインストール作業を行ったのですから、まずは、[拡張されたバックアップと復元]を選択して”Lenovo ThinkVantage Rescue and Recovery”を起動して、OSのバックアップを取っておくことをお勧めします。

 

Lenovo ThinkVantageツール群だけでなく、[Fn] (ファンクションキー)を押しながら、[F5]キーを押せば、ワイヤレスLANとBlueToothのOn/Offができますし、[Fn]+[F4]キーを押せば”スリープ”状態へ移行します。すべての機能がWindows XPとは比較にならないほど安定して動作します。

 

次は、Windows Updateを行いましょう

 

これで終わりではありません。Lenovo ThinkPadのハードウェア機能が有効になったところで、Windows 7 Professional 64bit版に必要なソフトウェアを追加します。まずは、Windows Updateです。今回(2010年11月14日)、Windows Updateを行って驚いたのですが、50を超える更新プログラムをインストールする必要がありました。このWindows Update作業だけで、更に1時間程度の時間が必要となってしまいます。しかしながら、OSを安全に、安定して利用するためには絶対に行わなければならない作業です。

 

念のためですが、[スタート]-[すべてのプログラム]-[Windows Update]を選択するだけで、Windows Updateを行うことができます。もちろん、ネットワーク ケーブルを接続し、インターネットへの接続ができている状態で実行してください。

 

64bitに対応した無償のアンチ ウィルス ソフトウェアもインストールしましょう

 

まだ必要な作業があります。それは、アンチ ウィルス ソフトウェアです。OSが64bitになったのですから、これまでの32bit用のアンチ ウィルス ソフトウェアは利用できません。Windows 7 64bit用のアンチ ウィルス ソフトウェアを別途購入しなければならないかというと、そういうわけではありません。現在は、Windows 7を提供しているMicrosoft社が無償のアンチ ウィルス ソフトウェア “Microsoft Security Essentials”を提供しているので、それを利用すれば有償のアンチ ウィルス ソフトウェアを購入する必要がありません。TV で盛んにアンチ ウィルス ソフトウェアのCMが流れていますが、OSメーカー純正の無償ソフトに対する危機感の表れのように思います。以前、以下のBlogでも紹介しました。

 

いつまでも、アンチ ウィルス ソフトにお金を払う必要はありませんよ!

 

Microsoft Security Essentialsは、個人、もしくはPC10台以下のスモール ビジネスで無償利用が可能です。詳しくは、”MICROSOFTソフトウェア ライセンス条項 MICROSOFT SECURITY ESSENTIALS 1.0”をご参照ください。Blogを見て、自分でOSをアップグレードしようという方は、個人ユーザーがほとんどでしょうから、問題はないと思います。

 

Adobe社のモジュールも必須ですし、64bit OSならではの注意が必要です

 

次は、Adobe Acrobat Readerと、Adobe Flashです。これがないと正しく表示されないWebサイトや、カタログなどのPDF文書が見れないことがあります。これらは、アドビ社のWebサイト http://www.adobe.com/jp/ からダウンロードできます。

 

それから、64bit OSで忘れてはならないのが、Adobe PDF iFilter 9 for 64-bit platforms です。Windows Vista以降、PC内の文書を全文検索できるようになっています。ただし、ファイル内の文書を平文にするためのモジュール (これをiFilterと呼びます)が必要になります。32bit OSの場合、Adobe Acrobat Readerをインストールした際に、32bit OS用のPDF文書のiFilterが提供されるのですが、64bit OS用のiFilterが提供されません。つまり、64bit OSの場合は、何もしなければ全文検索の際にPDF文書が検索対象となりません。PDF文書が検索できないと、Windows 7へ移行した大きなメリットの一つが利用できないことになってしまいます。

 

ということで、64bit OS用のAdobe PDF iFilter 9 for 64-bit platforms をダウンロードしてインストールする必要があります。ちょっと面倒ですが、必ずインストールしておきましょう。

 

ThinkPad X61は、まだまだ使えます!

 

現在、1024x768の画面のThinkPadは販売されていません。無駄に字の小さい最近のPCより、ThinkPad X61の方が目に優しいですし、通常業務で利用する上ではパフォーマンスも悪いわけではありません。ちなみに、Windows 7 Professional 64bit版をインストールしたThinkPad X61、X200、X201sの”パフォーマンスの評価”の画面を取っておきました。(X200と、X201sに遅いHDDを搭載していたため、”プライマリハードディスク”の値は無視してください。)

 

(X61の評価)

 

X61の評価

 

(X200の評価)

 

X200の評価

 

(X201sの評価)

 

X201sの評価

 

個人的には、無駄なアプリケーションがゴテゴテと入ったメーカー製PCよりも、使い慣れたキーボードとトラックポイントとディスプレイで、シンプルなソフトウェア構成の安定したWindows 7搭載ThinkPad X61はお勧めです。

 

最もお勧めは、7,200rpmの高速なHDD(もしくはSSD)と、Windows 7 Professional 64bit DSP版を別途購入し、ThinkPad X61のHDDを交換してしまう方法です。こうすれば、今使っているHDDのデータはそのままですので、もし何かあってもすぐに元に戻すことができます。ThinkPad X61のHDDは簡単に交換できます。また、高速なHDDに交換すれば、使用感が大きく向上しますよ。ちなみに、Amazonで、2.5インチ320GB 7200rpm HDDと、Windows 7 Professional 64bit DSP版の価格は、こんな感じです。

 

2010年9月21日 (火)

SQL Server 2008 R2のISOイメージからのインストールに失敗

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久しぶりにSQL Serverをインストールしようとしたところ・・・

 

久しぶりにSQL Serverを利用しようと思い、MSDNサブスクリプションサイトから最新のSQL Server 2008 R2 DeveloperのISOイメージをダウンロードしてインストールを試みました。ISOイメージから、フリーウェアのExplzhを利用してインストール キットを展開し、インストールを再度試みましたが、「インストール パッケージが正しくない」旨のエラーメッセージが出力されてインストールできません。

 

コピーしたファイル名が長すぎるのか?

 

こういう場合、ISOイメージからHDDの特定のフォルダにコピーすると、ファイル名が長すぎて問題が発生するという経験が過去にありました。そこで、ドライブのルートに、インストール キットを展開しましたが、やはり結果は同じ。

 

ダウンロードしたISOイメージのハッシュ値は正しい

 

もしや、ダウンロードに失敗しているのではないかと、ISOイメージのハッシュ値 (SHA1とCRC)を確認しましたが、これは正常。

 

何もインストールされていない綺麗な仮想化環境のWindows XPでテスト

 

何か自分のOS環境に問題があるのではないかと、今度は仮想環境の何も手を加えていないWindows XP Professional(XP Mode)にSQL Server 2008 R2のISOイメージをマウントしてインストールを試みましたが、やはり同じ、「インストール パッケージが正しくない」旨のエラーメッセージが出力されてインストールできません。

 

ISOイメージをDVD-Rに焼こうとしたが、更なる問題が・・・

 

そこで、ダウンロードしたSQL Server 2008 R2 DeveloperのISOをDVD-Rに焼こうとしましたが、4.7GBの片面一層のDVD-Rでは容量不足で焼くことができません。そこで、2層のDVD-R DLメディアと、2層の書き込みに対応したDVDドライブを利用して、物理メディアを作成しました。このメディアを利用してインストールを行うと、あっさりインストールが完了しました。

 

こういうことに無駄な時間を費やさないように!

 

ダウンロードで最新のメディアが提供されるMSDNサブスクリプションはとても便利なのですが、こういうことがあるので注意が必要ですね。私はこれで、丸2日間無駄にしてしまいました。

 

SQL Server 2008 R2をMSDNサブスクリプションからダウンロードして利用する場合は、ご注意ください。ちょっと外れますが、今回のように4.5GBを超えるISOイメージの扱いに関する注意が、以下のBlogに掲載されていました。ご興味があれば、以下の記事もご参照ください。

 

oscdimg.exe を使用して 4.5 GB 超の ISO ファイルを作成する場合の注意点

 

では。

 

2010年9月20日 (月)

MSDNサブスクリプションとTechNetサブスクリプションの勧め

MSDNサブスクリプションの概要

 

マイクロソフト製品に仕事で関わることが多い方であれば常識の”MSDNサブスクリプション”と呼ばれるサービスを紹介します。結構知らない方も多いようなので。”MSDNサブスクリプション”とは、マイクロソフト製品で開発を行う際に、開発ツールとともにマイクロソフト製品全般を開発用途に限って提供する有償サービスのことです。”Visual Studio Premium with MSDN”という年間契約を行うと、MSDNサブスクリプションサイトから、ゲームとハードウェアを除く、ほとんどすべてのOSとアプリケーションをダウンロードできます。MSDNサブスクリプションのサービスは、個人に割り当てられるため、開発者が10名いる場合は10ライセンス必要になります。逆に、一人で、10台のテスト環境にWindows Server 2008 R2をインストールする場合でも、ライセンスは1つでOKです。

 

MSDNサブスクリプションの購入方法と価格

 

MSDNサブスクリプションは、日本のマイクロソフト社のこちらのWebサイトからからオンラインで購入できます。先ほど紹介した”Visual Studio Premium with MSDN”で、年間787,000円(次年度以降の更新価格330,750円)となっています。年間契約ではありますが、契約期間中に利用可能となっていたソフトウェアは、そのまま継続して利用することができます。また、Office Professional Plus 2010や、Office Project Professional 2010、Office Visio Premium 2010を、開発以外の目的で1ライセンス利用することができます。

 

ソフトウェアは、すべて、MSDNサブスクライバ ダウンロード サイトから入手して利用します。ダウンロードサイトについては、契約がなくても参照すること(ダウンロードはできない)ができますので、どのようなソフトウェアが利用可能か、事前に確認することができます。

 

大学、研究機関関係者なら、年間50,400円のMSDNアカデミック アライアンス

 

MSDNサブスクリプションには、MSDN Academic Alianceという大学向けのサービスも提供されています。この場合、ライセンスは個人ではなく、研究室単位に提供されます。つまり、研究室のメンバーが10名であっても、契約は1つでOK。しかも、価格はダウンロード版でたったの50,400円 (次年度以降の更新価格37,800円)です。あくまでの研究の範囲での利用に限られます(つまり、日常の文書を記述するためのMicrosoft Word 2010のライセンスは、MSDN アカデミック アライアンス契約の範囲ではない)が、大学、研究機関の関係者であれば購入しておいて損はないと思います。(ちなみに、私は某大学院の特任研究員という立場ですので、先日、このサービスを購入しました)

 

開発を行わないのであれば、MSDNサブスクリプションよりもぐっと安価なTechNetサブスクリプション

 

開発は行わないが、企業内のITインフラ構築を生業としており、テスト環境が必要な場合は、MSDNサブスクリプションよりも安価な、TechNetサブスクリプションが提供されています。開発環境での利用や、テスト目的以外の利用は許可されていませんが、たった、39,000円(次年度以降の更新価格29,000円)の”TechNet Subscription Professional”というサービスを購入するだけで、ほとんどのマイクロソフト製品を評価、テスト目的で自由に利用することができます。TechNet Subscription Professionalは、日本のマイクロソフト社のこちらのWebサイトからオンラインで購入できます。

 

MSDNサブスクリプションと、TechNetサブスクリプションの比較は、日本のマイクロソフト社のこちらのサイトから参照できます。

 

MSDNもしくは、TechNetサブスクリプションは、必須です

 

IT業界に関わっていると、マイクロソフト製品を避けて通ることはできません。個人で購入するには高価ですが、企業や大学、研究機関などの団体に所属しているのであれば、業務上必要ということで購買申請を上げる価値は十分にあります。

 

私がこうやってBlogを書いたり、書籍を執筆したりできるのもMSDN会員であるおかげです。私にとっては、このサービスは必須です。

 

2010年9月19日 (日)

Windows Live Writer Betaを使っています。

別にどうということはありませんが、Windows Live Writerを使い始めました。

 

今月から、このブログをWindows Live Writerを利用して投稿しています。これまで、@niftyココログがWeb上で標準で提供してるツールを利用していたのですが、気が付くとHTMLのソースコードが意図しない形で書き換えられてしまい、再起不能になることが多かったのですが、Windows Live Writerだとそのようなことはないようです。

 

これで、もっと頻繁に、もっと役に立つBlog記事を書くことができそうです。

 

Windows Live Essentials Betaには注目です。

 

ちなみに、私が現在利用しているのは、Windows Live Essentials (旧名: おすすめパック) Betaです。Windows Liveのコンポーネントとしては、Windows Liveメールや、Messenger、ムービー メーカーなどが有名ですが、今回新たに追加されたWindows Live Syncに私は注目しています。これを利用すると、サービスを経由して、複数のコンピュータの特定のフォルダーを同一の状態に保つことができます。また、職場から自宅のコンピュータにリモート接続を行うこともできるようになっています。

 

ちょっと横道にそれましたが、Windows Live Syncについて、正式サービスになった時点で、別途紹介したいと思います。

2010年6月 3日 (木)

AOpen社製ベアボーン XC mini シリーズ (MP965-D / MP45-D / GP7A-HD)へ8GB メモリを実装して、快適な64 bit 環境を実現したかったのだけれど・・・

前々のThinkPad X61 / T61のThinkPad X200 / T400に続き、今回はAOpen社製ベアボーン XC miniシリーズ (MP965-D / MP45-D / GP7A-HD)8GBメモリを実装する実験をしてみました。XC miniシリーズは、小型でデザインもよく、液晶やキーボードがない分、ノートPCよりも安価にハイスペックなPCを構成できるので、とても気に入っています。この3機種は、いずれもカタログスペック上のメモリ最大搭載量は4GBです。

 

これまで紹介してきたとおり、チップセットがIntel 965以降であれば8GBのメモリを利用できる可能性があります。MP965-DIntel GM965MP45-DIntel GM45を搭載していますので、条件からいけばこの2機種は8GBのメモリが利用できそうです。唯一GP7A-HDだけは、NVIDIA ION MCP7A-LPを搭載しており、8GBのメモリが利用できるかどうかは未知数です。GP7A-HD以外は、これまで紹介してきた8GBメモリが利用できる条件をクリアしています。しかし結果は、GP7A-HD以外は8GBメモリが利用できませんでした。

では、MP965-DMP45-Dの具体的な症状をお知らせします。まず、MP965-Dでは8GBのメモリを実装するとBIOS画面さえ起動しませんでした。ちなみに、MP965-Dの初期バージョンのBIOSではメモリ4GBも認識できず、3GB前後しか利用できませんでした。このような症状でお悩みの場合は、BIOS新バージョンへアップグレードしてください。

さて話がそれましたが、続いてMP45-Dの症状です。こちらは8GBメモリを実装しても64 bit OSの起動まではできるのですが、なぜかメモリを4GBまでしか使えず、OSからは以下のような見え方をします。

 8gb

BIOSのバージョンアップでもしかして解決するのではないかとおもい、最新版のBIOSにアップデートしてみましたが、結果は同じでした。

最後に、唯一8GBのメモリを利用できたのは、最も期待していなかったGP7A-HDでした。こちらは、何の問題もなくあっさりと8GBメモリを認識、利用できました。

GP7A-HDで、スペック上利用できそうな国内有名サードベンダー製メモリは、以下の製品になります。

 

また、スペック上利用できそうなノーブランドメモリは、以下の製品になります。

いずれも、すべての使用条件での動作を私が保証できるものではありませんが、少なくとも私の環境では、これらのメモリが動作しています。

最後になりますが、8GBのメモリを使うためには、64 bit OSが必要になります。私はWindows Server 2008 R28GBのメモリを実装したGP7A-HDを利用しています。仮想環境を利用する場合だけでなく、8GBメモリは画像処理で効果を発揮しますし、今月出荷されたOffice 201064 bit版でもパフォーマンス向上の効果が期待できます。

 

GP7A-HDをベースに、ハイスペックで、お洒落な小型PCを作ってみるのはいかがでしょうか?

以上、今回は、Intel 965や、Intel 45チップセットを搭載しているPCでも、8GBメモリが利用できないケースがあるという報告でした。次回は、DELL Latitude E43008GBメモリを実装します。といっても、E4300はカタログスペック上、メモリの最大搭載量が8GBですので実験するまでもないのですが。。。

2010年6月 2日 (水)

1世代前のThinkPad X200 / T400へ8GB メモリを実装して、快適な64 bit 環境を!

前回のThinkPad X61 / T61に続き、今回は、ThinkPad X200 / T4008GBメモリを実装してみましょう。カタログスペックでは、ThinkPad X200 / T400の最大メモリ搭載量は4GBとなっています。しかし、前回のThinkPad X61 / T61の際にも紹介したように、チップセットがIntel 965以降であれば8GBのメモリが実装できる可能性があります。ThinkPad X200 / T400のチップセットは、Intel GM45で、Intel 965系のチップセットの後継となっているので、8GBのメモリが実装できる可能性があります。

ということで、実際に、私はThinkPad X200 / T400 のメモリを8GBにして、Windows Virtual PCHyper-Vを動かしています。ちなみに、スペック上、ThinkPad X200 / T400で利用できる、国内有名サードパーティ製品には、以下のものがあります。

 

上記のメモリを利用すれば、ThinkPad X200 / T400のすべての環境で8GB利用できることを、私が保証できるものではありませんが、少なくともスペック上は問題なく利用できるはずです。これらの製品を購入して試してみるというにはあまりに高価です。

私は、価格を抑えながら8GBのメモリを実装するために、国内有名サードパーティ製品ではなく、ノーブランドメモリを利用しています。ノーブランドメモリの課題は、永久保証がなかったり、各機種への対応表などがないといったデメリットがあります。しかし、元々、8GBのメモリの利用は保証の対象外ですし、メモリは簡単に故障しないので、ノーブランド メモリを利用することのデメリットはほとんどないのではないかと思います。

個人的に確認したわけではありませんが、以下のメモリがスペック上、ThinkPad X200 / T400で利用できるはずです。繰り返しですが、私がすべての環境で稼働を保証できるわけではありませんが、少なくとも私の環境では、これらのメモリが動作しています。

 

上記ノーブランドメモリが問題なく稼働すれば、有名サードパーティ製品と比較して60%程度の価格で快適な8GB環境を手に入れることができます。

最後になりますが、8GBのメモリを使うためには、64 bit OSが必要になります。私はWindows 7 EnterpriseWindows Server 2008 R28GBのメモリを実装したThinkPad X200を利用しています。仮想環境を利用する場合だけでなく、8GBメモリは画像処理で効果を発揮しますし、今月出荷されるOffice 201064 bit版でも効果が期待できます。

  

安易にネットPCに流れずに、今手元にある使い慣れたPCを拡張して延命されてはいかがでしょうか?

次回は、AOpen社のベアボーンXC miniシリーズで、8GBメモリの実装にチャレンジします。XC miniシリーズでは、大変残念な結果が出てしまいましたが、失敗も貴重な情報ですのでお知らせしたいと思います。

2010年6月 1日 (火)

2世代前のThinkPad X61 / T61へ8GB メモリを実装して、快適な64 bit 環境を!

Blogの更新をほぼ半年間行っていませんでしたが、また、これから少しずつ更新していきたいと思っています。

さて、様々な製品を評価したり、お客様に訴求したりする仕事のため、仮想マシンを利用して作業を行うことが多くなりました。仮想マシンを快適に利用するためには、マルチコアのCPU、多くのメモリ、そして複数台の物理ハードディスクが必要です。

お客様先でのデモを効果的に行うために、お客様先へ持ち運べるサイズの小型PCに、多くのメモリと、多数の物理ハードディスクの実装を日夜試みています。ということで、これからしばらくは、メモリを多く実装できる、できるだけ小さなPCと、できるだけ小さな外付けハードディスクについて、連続で記載していきたいと思います。

まずは、8GBのメモリ実装についてのテスト結果を記載していきます。最初はThinkPad X61 / T61です。

最新のノートPCでは、カタログスペックでもメモリの最大容量が8GBになっていますが、古いノートPCでは、ほとんどの機種がメモリの最大容量は4GBです。しかし、インテルのIntel 965チップセット以降のPCは、メモリを8GB実装できる可能性があります。実際に、私はThinkPad X61 / T61 のメモリを8GBにして、Windows Virtual PCHyper-Vを動かしています。これらの機種のカタログスペックは4GBと記載されていますが、8GBのメモリを問題なく利用することができます。おそらく、製品出荷当時SODIMM DDR2 PC-5300 4GBのメモリが存在しなかったために、8GBのメモリの実装の可否が記載されなかったと予想できます。ちなみに、ThinkPad X61 / T61のチップセットはIntel GM965 Expressです。

では、気楽に8GBのメモリを搭載できるかというとそうでもありません。理由は価格です。4GB (2GB×2)のメモリは1万円前後で購入できますが、8GB (4GB×2)のメモリは5万円から6万円程度の価格となってしまいます。以下に、国内有名サードパーティ製品へのリンクです。

 

 

 ThinkPad X61 / T61用のメモリのスペックはSODIMM DDR2 PC2-5300ですが、上記のPC2-6400のメモリでも利用が可能です。すべての環境で8GB利用できることも、PC2-6400のメモリが利用できるということも、私が保証できるものではありませんが、少なくとも私の環境では問題なく利用できています。

 さて、価格を抑えながら8GBのメモリを実装するための選択肢はないでしょうか?実際には良い選択肢があります。それは、有名なサードパーティ製品を選択せずにノーブランドメモリを利用することです。ノーブランドメモリの課題は、永久保証がなかったり、各機種への対応表などがないといったところです。しかし、元々、8GBのメモリの利用は保証の対象外ですし、メモリは初期不良以外そうは故障しないので、ノーブランド メモリを利用することのデメリットはないのではないかと思います。

個人的に確認したわけではありませんが、以下のメモリがスペック上、ThinkPad X61 / T61で利用できるはずです。繰り返しですが、私が稼働を保証できるわけではありませんが、これは有名サードパーティ製品を利用していても同じことです。

  

上記ノーブランドメモリが問題なく稼働すれば、有名サードパーティ製品と比較して60%程度の価格で快適な8GB環境を手に入れることができます。

最後になりますが、8GBのメモリを使うためには、64 bit OSが必要になります。私はWindows 7 EnterpriseWindows Server 2008 R28GBのメモリを実装したThinkPad X61を利用しています。ちなみに、このThinkPad X61で、以下の書籍も執筆しました。

 

 

仮想環境を利用する場合だけでなく、8GBメモリは画像処理で効果を発揮しますし、今月出荷されるOffice 201064 bit版でも効果が期待できます。

次回は、ThinkPad X200 / T400を8GBにしてみます。といっても、今回と内容が大きくかわるものではありませんが。。。

  

安易にネットPCに流れずに、使い慣れたPCを拡張して延命されてはいかがでしょうか?

2010年1月18日 (月)

いつまでも、アンチ ウィルス ソフトにお金を払う必要はありませんよ!

お正月のTVでは、やたらとアンチ ウィルス ソフトのCMを観たような気がします。量販店に行ってもやたらアンチ ウィルス ソフトの販促ポスターが貼られています。お正月や夏休み明けなど、学生の休み明けはウィルス被害が多く発生します。被害にあった人をターゲットにした、ちょっと嫌な営業方法だなぁと感じたのは私だけでしょうか???

ところで、マイクロソフト社が無償でアンチ ウィルス ソフトウェアを提供していることをご存じでしょうか? 製品名は、”Microsoft Security Essentials (MSE)”と言います。無償だからと言って中途半端な製品ではありません。必要最低限の機能は備わっています。MSEは、アンチ ウィルス ソフトウェアを購入できない、経済上の課題を抱える国向けに開発された製品で、経済的な理由でPCやインターネットを危険にすることを避けるために提供されています。使用の許諾は、個人、もしくはSOHOに限定されており、大企業での使用は許諾されていません。大企業の場合は、有償のアンチ ウィルス ソフトウェアを購入する必要があります。

 入手方法は、マイクロソフト社のダウンロード センターではなく、以下のURLから入手する必要があります。

Microsoft Security Essentials

ダウンロード センターや、Microsoft UpdateからMSEを入手できるようにすればよいのにと思うのですが、既存のアンチ ウィルス ベンダーに対する配慮で、上記のような別サイトからの提供となっているようです。Internet Explorerや、Silverlight は、あれほど五月蝿くダウンロードするように要求するのに・・・。

 まぁ、それはさておき、MSEの性能はどうでしょう?私の知人、親戚の多くは既存のアンチ ウィルス ソフトウェアの契約を切ってMSEに乗り換えていますが、これまで使っていたアンチウィルス ソフトウェアよりも軽いとの評価です。あくまでも主観ですが。検出率については、海外ではほとんどシェアがないにも関わらず、国内で最もコマーシャルを行って、日本国内でだけ高いシェアを持っている赤いアンチウィルス ソフト ベンダーよりも高いという客観的な評価を、いくつかのサイトから入手することができます。客観的な検出率を提供しているサイトは、そのうちこちらで紹介したいと思います。

アンチ ウィルス ソフトウェアの検出率は、その検体 (ウィルス)収集能力に依存すると言われています。マイクロソフト社は、米国国防総省の次に攻撃を受けていると言われていますし、MSNHotmailなど、インターネット上でサービスを提供している関係上、高い検体収集能力を持っています。これが、高い検出率の要因と思われます。

 たまたま、先月、MSEConfickerを検出していた画面を掲載しておきます。

 Mse

 最後にですが、いつまでもアンチ ウィルス ソフトウェアに費用を支払う必要はありません。OSメーカー純正のアンチ ウィルス ソフトウェアが無償で入手できるのですから。

 次回は、Virtual PCを利用する場合に、アンチ ウィルス ソフトウェアの対象から除外すべき項目を紹介します。

某社のアンチ ウィルス ソフトウェアでは、Confickerの亜種が検出できず、大きな被害を出しています。あと、パターンファイルの更新は、Microsoft Updateから自動的に行われますので、通常のセキュリティ更新プログラムとともに更新が行われます。

2010年1月17日 (日)

Windows 7 / Server 2008 R2の修正プログラムの連続適用方法について

前回、Windows 7 / Server 2008 R2修正プログラム紹介してから、2週間ほど経過してしまいました。今回は、修正プログラムを連続して適用する方法を紹介します。通常は、入手した*.MSU形式の修正プログラムをダブルクリックすることで、修正プログラムを適用することができます。ただし、数多くの修正プログラムを適用する必要がある場合は、何度も[OK]ボタンを押して、何度も[後で再起動]ボタンを押し続けなければならず煩雑です。

Windows XP / Server 2003までは、修正プログラムが*.EXE形式で、修正プログラムそのものにセットアップオプションが提供されていました。そのため、修正プログラムを連続適用したい場合は、入手した修正プログラムに、無人インストールオプションと、再起抑止オプションを指定して実行するだけで、修正プログラムの連続適用が可能でした。この方法をご存じの方も多かったと思います。

しかし、Windows Vista / Server 2008以降では、修正プログラムが、*.MSU形式で提供されています。また、Windows Updateの提供内容もよくなり、修正プログラムを手動で適用することも少なくなり、ここで紹介するような方法を知らない方も少なくないでしょう。ということで、Windows Vista / Server 2008以降での修正プログラムの連続適用方法を紹介します。

*.MSU形式で提供されている修正プログラムをダブルクリックすると、実際には実行プログラムC:\Windows\System32\WUSA.EXEから*.MSUをパラメータとして指定して適用を行っています。この、WUSA.EXEに無人インストールオプション”/quiet”と再起動抑止オプション”/norestart”が提供されていますので、これを利用することで修正プログラムを、連続して適用することができます。

ということで、前回入手した修正プログラム*.MSUWUSA.EXEのオプション付きで、以下のような方法で適用すれば、無駄な手間が省けます。

C:\Windows\System32\WUSA.EXE .\KB974476\Windows6.1-KB974476-v2-x64.msu /quiet /norestart
C:\Windows\System32\WUSA.EXE .\KB974598\Windows6.1-KB974598-x64.msu /quiet /norestart
C:\Windows\System32\WUSA.EXE .\KB974672\Windows6.1-KB974672-x64.msu /quiet /norestart
(フォルダ名や更新プログラム名は必要に応じて変更してください。また、必要な更新プログラムの数だけ、上記のようなバッチプログラム”*.cmd”を作成しておけば、簡単に多くのPCに適用することができます。)

ところで、毎月セキュリティ更新プログラムが提供されています。数多くのPCがある場合、各PC毎にWindows Updateが面倒、もしくはネットワーク経由で時間がかかるといった場合は、以下のURLより月次のセキュリティ更新プログラムがISOイメージで提供されています。

2010年1セキュリティ リリース ISO イメージ

(月次公開されていますので、必要に応じてダウンロードセンタから検索してください)

この方法でISOイメージを入手した場合も、今回紹介したWUSAによる修正プログラムの連続適用が役に立ちます。

なお、今回紹介したWUSA.EXEのより詳しい使用方法は、以下のサポート技術情報をご参照ください。

文書番号:934307 Windows Vista のWindows Updateスタンドアロン インストーラ (Wusa.exe) び .msu ファイルつい

以上、ご参考になれば幸いです。

2010年1月 4日 (月)

Windows 7 / Server 2008の修正プログラム (2009年11-12月分)

 今日は、私がWindows 7Windows Server 2008 R2をインストールする際に同時にインストールする修正プログラムをお知らせします。修正プログラムの入手方法は、昨日のブログ記事をご参照ください。

 Windows 7Windows Server 2008 R2は、Windows VistaWindows Server 2008のマイナーバージョンアップですので、致命的な障害はほとんどありません。が、バグのないソフトウェアはないということで、これだけの修正があります。だからWindowsは嫌いだと言われる方もいらっしゃるかも知れませんが、これだけ短期間に、これだけの修正プログラムが提供されていることをむしろ喜んで活用しましょう。(ここで紹介した以外にも、修正プログラムは提供されていますが、私自身が覚えのある修正についてのみ、ここで上げています。また、Windows 7には不要の修正プログラムも含まれています。)

 次回は、これらの修正プログラムを一気に適用する方法を紹介したおと思います。