仮想化

2010年6月 5日 (土)

一世代前のMini-ITX マザーボード Intel DQ45EKで8GBメモリを使ってみました。

最初にも紹介したように、お客様先へ持ち運べるようなおPCで、Hyper-Vが快適に動作する環境を求めています。ノートPCで実現できればよいのですが、やはりデスクトップPCでなければ実現できないことも少なくありませんし、同じスペックであれば、ノートPCよりもデスクトップPCの方が安価に調達できます。ということで、一世代前のMini-ITXマザーボード (Atomではなく、まともに使えるLG775のもの)を利用して大容量メモリを使ってみました。最近のMini-ITXマザーボードは、8GBメモリが実装できるとカタログスペックに明記されていることも少なくありません。しかし、私の所有するIntel DQ45EKのカタログスペックでは、メモリの最大容量が4GBとなっています。

 

 これまでお話ししてきたとおり、Intel 965以降のチップセットであれば、8GBのメモリを利用できる可能性があります。Intel DQ45EKのチップセットは、Intel Q45 Expressですので、8GBメモリを利用できる可能性があります。ということで、実際にDIMM DDR2 PC2-6400 SDRAM 4GBのメモリを2枚搭載すると、あっさり8GBのメモリが利用できました。いつものように、DQ45EKで使えそうなノーブランドメモリを以下に記載しておきます。(Amazon.co.jp で商品を見つけられなかったので、価格.comのリンクを記載しておきます)

 ところで、Intel DQ45EKは、他のマザーボードと比較して高価ですが、これはIntel AMT 5.0 Professionalや、Trusted Platform Moduleなど、周辺機能が充実しているためです。Intel DQ45EKはとても素直なマザーボードで、ドライバもIntel のWebサイトから最新版が利用できますし、Windows Server 2008 R2 + Hyper-Vを利用していて全く問題なく、安心して使えます。

 それから、Mini-ITXマザーボードの利用は、ノートPCAOpen XC miniシリーズでは実現が難しい、NIC2枚利用が可能です。これは、Hyper-V 2.0Live Migrationを実現する際には必要となる要件です。また、仮想マシンのパフォーマンスに大きく影響する物理ディスクを多く接続できる (SATA×6、内1つはeSATA)メリットもあります。実際、パフォーマンスが要求され、かつ比較的負荷の高いデモを効果的に行う必要がある場合には、Mini-ITXマザーボードを利用したPCをお客様先やセミナー会場に持ち込んで利用しています。ちなみに、このDQ45EKPCを検証環境として、以下の書籍を執筆しました。

 

以上、乱文ですが、Intel DQ45EK8GBメモリを利用できることの報告でした。そのうち、Intel DQ45EKの構成などもこちらのBlogで紹介したいと思います。

2010年6月 2日 (水)

1世代前のThinkPad X200 / T400へ8GB メモリを実装して、快適な64 bit 環境を!

前回のThinkPad X61 / T61に続き、今回は、ThinkPad X200 / T4008GBメモリを実装してみましょう。カタログスペックでは、ThinkPad X200 / T400の最大メモリ搭載量は4GBとなっています。しかし、前回のThinkPad X61 / T61の際にも紹介したように、チップセットがIntel 965以降であれば8GBのメモリが実装できる可能性があります。ThinkPad X200 / T400のチップセットは、Intel GM45で、Intel 965系のチップセットの後継となっているので、8GBのメモリが実装できる可能性があります。

ということで、実際に、私はThinkPad X200 / T400 のメモリを8GBにして、Windows Virtual PCHyper-Vを動かしています。ちなみに、スペック上、ThinkPad X200 / T400で利用できる、国内有名サードパーティ製品には、以下のものがあります。

 

上記のメモリを利用すれば、ThinkPad X200 / T400のすべての環境で8GB利用できることを、私が保証できるものではありませんが、少なくともスペック上は問題なく利用できるはずです。これらの製品を購入して試してみるというにはあまりに高価です。

私は、価格を抑えながら8GBのメモリを実装するために、国内有名サードパーティ製品ではなく、ノーブランドメモリを利用しています。ノーブランドメモリの課題は、永久保証がなかったり、各機種への対応表などがないといったデメリットがあります。しかし、元々、8GBのメモリの利用は保証の対象外ですし、メモリは簡単に故障しないので、ノーブランド メモリを利用することのデメリットはほとんどないのではないかと思います。

個人的に確認したわけではありませんが、以下のメモリがスペック上、ThinkPad X200 / T400で利用できるはずです。繰り返しですが、私がすべての環境で稼働を保証できるわけではありませんが、少なくとも私の環境では、これらのメモリが動作しています。

 

上記ノーブランドメモリが問題なく稼働すれば、有名サードパーティ製品と比較して60%程度の価格で快適な8GB環境を手に入れることができます。

最後になりますが、8GBのメモリを使うためには、64 bit OSが必要になります。私はWindows 7 EnterpriseWindows Server 2008 R28GBのメモリを実装したThinkPad X200を利用しています。仮想環境を利用する場合だけでなく、8GBメモリは画像処理で効果を発揮しますし、今月出荷されるOffice 201064 bit版でも効果が期待できます。

  

安易にネットPCに流れずに、今手元にある使い慣れたPCを拡張して延命されてはいかがでしょうか?

次回は、AOpen社のベアボーンXC miniシリーズで、8GBメモリの実装にチャレンジします。XC miniシリーズでは、大変残念な結果が出てしまいましたが、失敗も貴重な情報ですのでお知らせしたいと思います。

2010年6月 1日 (火)

2世代前のThinkPad X61 / T61へ8GB メモリを実装して、快適な64 bit 環境を!

Blogの更新をほぼ半年間行っていませんでしたが、また、これから少しずつ更新していきたいと思っています。

さて、様々な製品を評価したり、お客様に訴求したりする仕事のため、仮想マシンを利用して作業を行うことが多くなりました。仮想マシンを快適に利用するためには、マルチコアのCPU、多くのメモリ、そして複数台の物理ハードディスクが必要です。

お客様先でのデモを効果的に行うために、お客様先へ持ち運べるサイズの小型PCに、多くのメモリと、多数の物理ハードディスクの実装を日夜試みています。ということで、これからしばらくは、メモリを多く実装できる、できるだけ小さなPCと、できるだけ小さな外付けハードディスクについて、連続で記載していきたいと思います。

まずは、8GBのメモリ実装についてのテスト結果を記載していきます。最初はThinkPad X61 / T61です。

最新のノートPCでは、カタログスペックでもメモリの最大容量が8GBになっていますが、古いノートPCでは、ほとんどの機種がメモリの最大容量は4GBです。しかし、インテルのIntel 965チップセット以降のPCは、メモリを8GB実装できる可能性があります。実際に、私はThinkPad X61 / T61 のメモリを8GBにして、Windows Virtual PCHyper-Vを動かしています。これらの機種のカタログスペックは4GBと記載されていますが、8GBのメモリを問題なく利用することができます。おそらく、製品出荷当時SODIMM DDR2 PC-5300 4GBのメモリが存在しなかったために、8GBのメモリの実装の可否が記載されなかったと予想できます。ちなみに、ThinkPad X61 / T61のチップセットはIntel GM965 Expressです。

では、気楽に8GBのメモリを搭載できるかというとそうでもありません。理由は価格です。4GB (2GB×2)のメモリは1万円前後で購入できますが、8GB (4GB×2)のメモリは5万円から6万円程度の価格となってしまいます。以下に、国内有名サードパーティ製品へのリンクです。

 

 

 ThinkPad X61 / T61用のメモリのスペックはSODIMM DDR2 PC2-5300ですが、上記のPC2-6400のメモリでも利用が可能です。すべての環境で8GB利用できることも、PC2-6400のメモリが利用できるということも、私が保証できるものではありませんが、少なくとも私の環境では問題なく利用できています。

 さて、価格を抑えながら8GBのメモリを実装するための選択肢はないでしょうか?実際には良い選択肢があります。それは、有名なサードパーティ製品を選択せずにノーブランドメモリを利用することです。ノーブランドメモリの課題は、永久保証がなかったり、各機種への対応表などがないといったところです。しかし、元々、8GBのメモリの利用は保証の対象外ですし、メモリは初期不良以外そうは故障しないので、ノーブランド メモリを利用することのデメリットはないのではないかと思います。

個人的に確認したわけではありませんが、以下のメモリがスペック上、ThinkPad X61 / T61で利用できるはずです。繰り返しですが、私が稼働を保証できるわけではありませんが、これは有名サードパーティ製品を利用していても同じことです。

  

上記ノーブランドメモリが問題なく稼働すれば、有名サードパーティ製品と比較して60%程度の価格で快適な8GB環境を手に入れることができます。

最後になりますが、8GBのメモリを使うためには、64 bit OSが必要になります。私はWindows 7 EnterpriseWindows Server 2008 R28GBのメモリを実装したThinkPad X61を利用しています。ちなみに、このThinkPad X61で、以下の書籍も執筆しました。

 

 

仮想環境を利用する場合だけでなく、8GBメモリは画像処理で効果を発揮しますし、今月出荷されるOffice 201064 bit版でも効果が期待できます。

次回は、ThinkPad X200 / T400を8GBにしてみます。といっても、今回と内容が大きくかわるものではありませんが。。。

  

安易にネットPCに流れずに、使い慣れたPCを拡張して延命されてはいかがでしょうか?

2009年12月31日 (木)

もう一つの仮想ハードディスク作成ツール、WIM2Vhd

 昨日の、Disk2vhdの紹介に引き続き、もう一つの仮想ハードディスク作成ツール WIM2VHDを紹介しておきます。こちらは、Windows Sysinternals のようなツールではなく、Windows 7 / 2008 R2 / 2008 SP2 x64と、WAIK (Windows Automated Installation Kit) 2.0を活用したスクリプト (WSF)ファイルとして提供されています。

Windows® Image to Virtual Hard Disk (WIM2VHD) Converter

http://code.msdn.microsoft.com/wim2vhd

このツールはまだ試したことがありませんが、Windows Vista, 7, 2008, 2008 R2WIMイメージとVHDイメージを共用するためのもののようです。WIM2VHDで入手したスクリプトは、ImageXの利用方法の勉強になりそうです。また、試してみた際には、こちらのBlogでお知らせします。

2009年12月30日 (水)

ディスクイメージ変換ツール Disk2vhd

 物理ディスクのイメージをVHD (Virtual Hard Disk: 仮想ハードディスク)形式へ変換するツール Disk2vhdが無償で提供されています。Disk2vhdは、マイクロソフト社が無償で提供しているWindows Sysinternalsというツール群の1ツールとして提供されています。

 使い方は簡単です。変換したい物理ディスク上にあるボリュームを選択して、作成するVHDファイルを保存する場所を指定するだけです。ただし、通常に起動して、GUIベースで変換を行った場合、ディスクフォーマットの変換のみが行われます。つまりフォーマットの変換のみで、出来上がったVHDをそのままVirtual PCなどで利用できるわけではありません。

 まだ試していませんが、Disk2vhdでは、コマンドラインオプションで、Windows XPWindows Server 2003HAL (Hardware Abstraction Layer)を変更してくれるオプションが用意されています。

Usage: disk2vhd [-h] <[drive: [drive:]...]|[*]> <vhdfile>

-h   Fix up the HAL in the VHD to be compatible with Virtual PC (Windows XP and Windows Server 2003 only).

あくまでもHALの変更だけですが、Virtual PCでの起動の可能性がこれによって高まります。Windows XP2003では、プロセッサの種類によってHALが違っています。そのため、HALの異なるディスクイメージは、他へは流用できません。例えば、マルチプロセッサ用のHALを使ったディスクイメージは、シングルプロセッサのマシンでは使えません。Virtual PCはシングルプロセッサですので、Core 2 DuoのようなデュアルプロセッサのPC上のWindows XPのイメージをそのまま流用できません。

 このオプションで、Windows XP のイメージを移行するテストは、まだ行っていませんが、でき次第、こちらのBlogでお知らせしたいと思います。

 最後になりましたが、Disk2vhdは、以下のサイトから入手できます。

Disk2vhd v1.4

http://technet.microsoft.com/en-us/sysinternals/ee656415.aspx

2009年12月29日 (火)

Windows 7には、Windows Virtual PCをインストールしよう!

 Windows 7 Professional / Enterprise / Ultimateには、XP Modeという便利な機能がついてきます。これは、Windows 7上のWindows Virtual PCと呼ばれる仮想化環境で、Windows XP Professional SP3を稼動させて、Windows 7で稼動しないアプリケーションを動かそうというものです。特に、Windows 764bit OSとして利用する場合、このXP Modeが重宝します。ただし、XP Modeを動かすためのWindows Virtual PCは、Intel VTもしくはAMD-VをサポートしたCPUを搭載したPCが必要になります。これらをサポートしていない場合 (IntelAtom系の多くはIntel VTをサポートしていないのでご注意ください)は、XP Modeだけでなく、Windows Virtual PCも利用できません。この場合は、こちらBlog記事をご参照ください。

 XP Modeを利用するには、前述のように、Windows Virtual PCが必要です。しかし、Windows Virtual PCXP Modeも標準ではインストールされていないので、マイクロソフト社のWebサイトからダウンロードする必要があります。ダウンロードの方法や、インストール方法は難しくないのですが、念のため、紹介しておきます。

 

1.     以下のサイトから、Windows Virtual PC と、XP Modeをダウンロードします。
http://www.microsoft.com/japan/windows/virtual-pc/
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2.     ダウンロードした、Windows Virtual PC (KB958599)をインストールします。

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3.     インストールが完了したかどうかの確認は、[コントロール パネル]-[プログラム]-[Windowsの機能の有効化または無効化]から確認することができます。

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 引き続き、XP Modeのインストールです。インストール手順に難しいところはありませんが、念のため、ステップ バイ ステップで紹介しておきます。 

1.     ダウンロードした、WindowsXPMode_ja-jp.exe を実行します。[Windows XP Modeのセットアップの開始]ダイアログが表示されるので、[次へ]ボタンをクリック

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2.     次に、仮想ハード ディスク ファイルをインストールするフォルダを選択するダイアログが表示されます。もし、デスクトップPCなどで、複数の物理ディスクを搭載しているPCへのインストールを行うのであれば、Cドライブのある物理ディスク以外を選択することで、パフォーマンスの向上が期待できます。また、画面表示にあるとおり、1.6GBほどディスク容量が必要ですので、Cドライブの空き容量が少なくなっている場合も注意が必要です。ここでは、デフォルトのまま、[次へ]ボタンをクリック

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3.     後は、インストールの完了を待つだけです。インストールが完了すると、[セットアップの完了]ダイアログが表示されます。[Windows XP Modeを開始する]チェックボックスにチェックが入った状態のまま、[完了]ボタンをクリックします。

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4.     引き続き、Windows XP Modeの初期設定が始まります。[Windows XP Mode使用許諾契約書]ダイアログで、[ライセンス条項に同意する]チェックボックスにチェックを入れて、[次へ]ボタンをクリックします。
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5.     引き続き、[インストール フォルダーと資格情報]ダイアログが表示されます。ここでは、ユーザー毎のインストール フォルダーと、視覚情報を入力します。手順2.で指定したフォルダーには、すべてのXP Modeの親になる仮想ハードディスクイメージが保存されています。ここで、指定する[インストール フォルダー]には、その親となっている仮想ハードディスクイメージからの差分が保存されます。先ほどの手順2.と同様に、もし複数の物理ディスクを搭載するPCにインストールを行っているのであれば、Cドライブとは異なる物理ディスク上にあるフォルダーを指定することで、パフォーマンスを向上させることができます。
 また、XP Mode上でのWindows XP Professionalへは、通常のログオンを行わず、
XPMUserという名前のユーザーで自動ログオン (ユーザー名とパスワードを都度入力しない)されます。このユーザー名と、パスワードは、後ほど変更することができます。PCを一人のユーザーでしか利用しないのであれば、あまり深く考える必要はありません。

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6.     [コンピュータを保護します]ダイアログで、[自動更新をオンにして、コンピュータを保護する]にチェックをして、[次へ]ボタンをクリックします。

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7.     [セットアップにより、このコンピューターのドライブをWindows XP Modeと共有します。]ダイアログで、[セットアップの開始]ボタンをクリックします。

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8.     あとは、ひたすらセットアップの完了を待ちます。

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 以上で、Windows Virtual PCのセットアップと、Windows XP Modeのセットアップは完了です。最後になってしまいましたが、Windows XP Modeは、Home BasicHome Premiumではインストールができません。これらのエディションでインストールを行うとすると、以下のようなダイアログが表示されて先に進めません。
Prohibit

 XP Modeの使い方は、そのうち紹介したいと思います。では。

2009年12月27日 (日)

今さらですが、Virtual PC 2007 SP1の清く正しいセットアップ方法 - その2

<<<<この記事を読む前に、「が、Virtual PC 2007 SP1しいセットアップ方法の1」をご一読ください。>>>>

本日は、Virtual PC 2007 SP1を「清く正しいセットアップ」した後の設定方法を紹介します。Virtual PC 2007 SP1は設計が若干古いため、最新のハードウェアとの相性がよくありません。そのため、Intel 915以降のチップセットのノートPCとの組み合わせでは、マウスカーソルが「カクカク」動き、思うように操作できない場合があります。

 この現象は、以下のサポート技術情報に紹介されており、解決策があります。

上記のサポート技術情報は、タイトルにあるように、Virtual PC 2004用のものですが、設定方法に関してはそのままVirtual PC 2007 SP1でも適用できます。また、上記には、修正プログラムが掲載されていますが、こちらはVirtual PC 2007 SP1では必要ありません。

 また、Virtual PCではもう一つ、画面解像度の調整に関する問題があり、以下のサポート技術情報で紹介されています。

こちらのサポート技術情報にも、修正プログラムの案内がありますが、Virtual PC 2007 SP1では不要です。

さて、いずれの事象も、それぞれのサポート技術情報に記載がある通り、Virtual PCの設定ファイルを修正することで解決できます。この設定ファイルは、ユーザー毎に管理されているので、ユーザー毎に設定を変更する必要があります。上記のサポート技術情報は、Windows 7が出荷される前に記述されているため、Windows 7で修正を行う場合は、若干の読み替えを行う必要があります。Windows 7で修正を行う具体的な手順について、以下に記述しておきます。

  1. Widows Explorer (Explorer.exe) から、
    ”%USERPROFILE%AppData\Roaming\Microsoft\Virtual PC”
    フォルダを開きます

  2. 手順1. で開いたフォルダ内にある、”Options.xml”ファイルを、メモ帳 (Notepad.exe) で開きます

  3. 手順2. で開いた”Options.xml”ファイルで、”</virtual_network>”タグを探し、その下の行に、以下の4行を追加し、上書き保存します。

<virtual_machines>

       <enable_idle_thread type=”boolean">true</enable_idle_thread>

       <scale_video_to_vpc_window type=”boolean">true</scale_video_to_vpc_window>

</virtual_machines>

上記手順は、Virtual PCが起動していない状態で行ってください。Virtual PCが起動していると、”Options.xml”ファイルがロックされ、上書き保存ができません。

 これでようやく、「Virtual PC 2007 SP1の清く正しいセットアップ」が完了です。「清く正しくセットアップされた」Virtual PC 2007 SP1を、現在のPCで実行すれば、ある程度快適に動作します。

ちょっとした躓きで、「この製品は使えない」と思い込んでしまうのはつまらないものです。そんな躓きの解消ができるような情報を、このBlogで提供できればと考えています。

2009年12月26日 (土)

今さらですが、Virtual PC 2007 SP1の清く正しいセットアップ方法 - その1

Virtual PC 2007 SP1とは、Windows OS用の仮想化環境で、Webサイトから無償ダウンロードで提供されています。マイクロソフト社純正の仮想化環境ですので、それなりにユーザーも多いと思われます。

今現在は、Windows 7に勢いがあり、Windows 7 Professional / Enterprise / Ultimateには、専用の仮想化環境"Windows Virtual PC"と、そこで稼働させる"XP Mode" (Windows XP Professional SP3相当の仮想ハードディスクイメージ)が提供されている状況ですので、今さらVirtual PC 2007 SP1はないだろう。

と、私も思っておりましたが、既存の仮想ハードディスクイメージをすぐに使いたい場合や、Windows Vistaなどでは、まだまだ、Virtual PC 2007 SP1が必要な場面があります。また、Windows 7であっても、Intel VTや、AMD-Vに対応していないCPUが搭載されたPCを所有している場合も、Virtual PC 2007 SP1の出番があります。

実際、私も先日、お客様先のデモで、Virtual PC 2007 SP1で作成したデモ環境を使う羽目になりました。ちなみに、Virtual PC 2007 SP1は、Windows 7でも稼動します。Windows 7Virtual PC 2007 SP1を利用する場合は、[コントロール パネル]-[プログラムと機能]-[Windowsの機能の有効化または無効化]から、"Windows Virtual PC"機能を無効化しておく必要があります。(Readmeなどに、「Windows 7がサポートされている」という記述がない上に、x86版のWindows 7 Home BasicVirtual PCをインストールしようとすると、サポートしていないOSであるとの警告がやたら出ますが、とりあえず使えています。若干不安ではありませんが、個人の範囲で利用する上では問題なさそうです)

これさえ行っていれば、あとは、Virtual PC 2007 SP1をダウンロードしてSetup.exeを実行すればOKと言いたいところですが、結構落とし穴があります。

まず1つ目は、SP1以降に適用しておいた方がよさそうな更新プログラムが2つほど出ていました。ということで、以下の順にモジュールをダウンロードしてセットアップを行うのが、「清く正しいセットアップ方法」です。

以上、今回の「清く正しいセットアップ方法 - その1」は、終わりです。「上記をインストールすれば大丈夫!」と言いたかったのですが、ノートPCVirtual PC 2007 SP1を利用する場合、別の問題があって、使い物にならないくらいマウスカーソルが自由に動かない現象が発生します。私は、実際に、お客様先で恥ずかしい思いをしました。(古いデモ環境の起動確認しか行わず、実際の操作を確認していませんでした。。。)

ということで、「今さらですが、Virtual PC 2007 SP1の清く正しいセットアップ方法-その2」へ続きます。

2009年12月25日 (金)

Hyper-Vをこれから使おうとしている方には是非!

Hyper-Vをこれから使おうとしている方に最適な書籍は、詳説 Microsoft Windows Server2008 Hyper-V 仮想化技術活用ガイド が最適です。

こちらは、私が2008年に執筆した、Hyper-V 1.0に関する書籍です。執筆後1年以上経過しているため、ライセンスの部分などは一部内容が古くなっています。しかしながら、マイクロソフト社の仮想化技術を知るための入り口としては、今なお、最良の書籍だと思っています。時間に余裕があって、出版社側のOKが出れば、改訂版を出したいところではありますが、買って損はないと確信しています。

繰り返しですが、Hyper-Vをこれから使おうとされるのであれば、是非、購入をご検討ください。